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女のバトル・・・

 今日は、校区外からの通学許可を貰っている生徒の家に家庭訪問をしにタクシーに乗って行った。そのまま最寄りの駅から帰るので、やや早めに勤務先を出た。そして、生徒の家に・・・。不在・・・。問題行動生徒だから、学校に来ず、遊び歩いてやや問題にもなっていて、警察関係からもマークして貰っている生徒である。

 仕方ないから、そのまま帰ることにした。おかげで、5時くらいに最寄りの駅に・・・。何か、タクシー代払ったけど、ラッキーなんかな?

 おかげで、阪急はいつもと客筋が違いサラリーマンという寄りおばさんとお年寄りが多い電車だった。いつもと勝手が違う。背中にいる女性2人はよくボクの背中にぶつかる・・・。もっと、つり革の側に立ってよ・・・。通路ふさいでるやン・・・。邪魔やン・・・。いつも乗客が降りそうな駅ではさっぱり降りず、座れない・・・。座りたいのに、座れない。そのうちイライラゾーンへ。で、すわれた。 

 ターミナル駅で乗り換えると、なかなか電車は出発せず、どんどん客は増える。買い物帰りのおばさんと年寄りがメイン。勤め人は少ない。そのうち、5人座っている席にやや空間があったのだが、もう一人座りはった。当然みんな詰める。イヤ、左側の人だけ詰める・・・。女性が3人並んでた。皆、他人。真ん中にかなり厚化粧の初老のおばさん。隣のやや若い女性に寄られると眉間にしわを寄せて露骨にイヤな顔をする。やや若い女性はちょっと気にしながらも、なお寄る・・・。すると、初老の厚化粧のおばさんは、「何でよりはるの・・・」と聞いた。すかさず、「狭いんです」だって・・・。そこから、初老の厚化粧のおばさんはコートの裾を引いてイヤな顔をするわ、女性は、結局どっしりと深く座って本を読み出すわ・・・でも、チラチラと横を見る・・・。

 その様子を中年のおじさんとその隣にいる初老のおじさんが申し合わせをしていないのに、盗み見している・・・。いつバトルが始まるのか・・・期待に胸がふくらむ。冷戦、そう、まるで冷戦である。確実にこの男性2人は気にしながらじっと観察している。しかし、冷戦はあっけない幕切れとなった。女性がやや大きめの駅で下車したのである。ぽっかりと空いた空間。初老の厚化粧のおばさんは、ややその空間を埋めるかの如く右に寄る・・・。中途半端な空間。男性では座れず、子どもだけが座れそうな空間になっている。

 空気が動いたのか、化粧品の匂いがあたりを漂う。ムム、この化粧品の匂いは、ク・サ・イ・・・。女のバトルのあとは、臭い。
by mountains | 2006-02-02 23:39 | 雑記帳