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ティーンズメールのピーコ

 朝日新聞朝刊にテーマを設定して相談するコーナー「ティーンズメール」というのがある。何人かの回答者がいるのだが、その中で、ピーコさんの回答によく共感を覚える。たとえば、今日の『「女の子」だから注意?』という話がさえているのです。

 「おい、女の子なのに恥ずかしくないのか」と上靴のかかとを踏んでいて先生に注意された高校生が、去っていく先生の背中を見つめて、すごく腹が立ったという。男の子だったら恥ずかしくないのか?といいたくなったらしい。今回の注意に「女の子」を出す必要があったのか、活発で粗野な性格の自分を否定されたような気がしたらしい。

 それに対して、ピーコさんの回答は

 小さい時、靴のかかとを踏んではこうもんなら、明治生まれの母親に怒られた、だらしない、お片づけが出来ないとかだらだらしている人に見られる。いま若い人を見てると、革靴なんかも踏んでいる人一杯いてるが、ああいうのを見るとその人の生活がわかるのね。一事が万事って見られるもんですよ、大人から見ると。小さなことを見てね、その人全部を測られちゃうことが世の中にあるってことを17歳だったら覚えておいたほうがいいの。先生は女の子だからということで言った訳じゃないと思うんです。「恥ずかしくないのかお前は。だらしがないぞ」っていうことを短い言葉で言ったのよね。それを理解出来なかったことを恥じるべきで、だらしない格好をしてそれを言われた時に男とか女っていうことにすり替えてしまう。なんにも経験してないくせに頭でっかちな子だなって思うわけ。人のいうことを素直に聞けないんだと思うんですよ。せっかく活発で、粗野な性格なら、気持ちも竹を割ったみたいに、人に言われたことは素直に、悪いことは認める。そこから直さなきゃ。

 読んでいて、そうだそうだといいたくなる。全く同感なのだ。この人のこのシリーズの回答には、よく共感を覚える。おかまだけど、人生ある程度世の中にいじめられても、のし上がってきたあとがあるからだろうか、いうことに重みがある。説得力がある。

 ちょっと、まとめて読んでみたくなる。
by mountains | 2004-02-17 21:51 | 雑記帳