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大阪の教員不人気

ニュース・評論
 今朝の新聞によると「大阪府教委は23日、来年春採用の府内の公立学校教員採用試験で、平均倍率が4倍で史上2番目の低さだったと発表した。中学の理科では倍率が2を切り、府教委は「水準に達する人材が確保できなかった」として異例の追加募集を行う。

 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の主導で厳しい教員評価などが盛り込まれた条例の施行後、初の採用試験。大阪府では橋下前知事時代から給与カットが続き、小中学校教員の平均基本給が全国平均より月約2万8千円低いことも響いた可能性があるとみられる。

 倍率が下がると教員の質の維持が難しくなるため、府教委は、出身大学の推薦を受けた受験者の1次試験を免除するなど受験生確保に腐心。だが中学理科の倍率は、大阪の1.9倍に対し、近隣の兵庫県は3.1倍、京都府は3.85倍、中高の教員を共通枠で採る東京都では5.44倍。理数系教員の確保は他の自治体でも課題とされるが、中でも苦戦ぶりが目立った。府教委は、中学の理科と技術科の教員を約15人ずつ追加募集する。試験日が重なった九州に潜在的な希望者がいる可能性が高いとして、福岡市内で試験を行う予定。」 とある。

 応募者数も低く、他府県に優秀な学生に逃げられ、残った学生による試験が行われてもせっかく合格しても辞退率も高くそして、挙げ句の果てがこのざまだ。

 最近採用された教員は学力的には他府県より低いかも?情熱はあっても学習指導力はイマイチとなればやはり問題だろう。賢くない方が上の命令を受け入れやすいというのならば、その政策、末恐ろしい限りだ。
by mountains | 2012-10-24 23:43 | 雑記帳